CosmosOsmosis独自レポート
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Osmosis Cosmos上で最大のDEX
Osmosisとは?
OsmosisとはCosmos Hub上に展開する最大のブロックチェーンであり、かつOSMOSISチェーン上の最大のDEXを指します。
一般的にOsmosisといえばDEXのことを指しますが、そのDexが存在しているブロックチェーンであるOsmosis上にはOsmosisDEX以外のDefiも存在します(ION DAOなど)し、新しいプロジェクトをローンチすることも可能です。
ただディベロッパーにとってみれば、Cosmos上の1チェーン上で開発をするよりはCosmos上で新しいブロックチェーンを開発する方が注目度は当然高くなりますし、収益構造も作りやすいため、概してCosmos上のチェーンは散逸的になりがちです。
Osmosis DEXはCosmos上の数あるDexの中でも最大であり、現時点では唯一まともな流動性を持ったDEXと言えるかもしれません。
Osmosis DEXの仕組み
Osmosis DEXの仕組みは一般的なEVM互換のチェーンで使われるバランザー型のDEXとほとんど変わりません。もちろんEVM互換性はないため、ブロックチェーン自体の機能的な仕組みは異なってきますが、本質的にはUniswap v2のような典型的AMM(自動マーケットメーキング)を採用しています。
強いて強みを挙げるとするならば、MEV(Miner Extractive Value)耐性でしょうか。OsmosisはMem Pool(マイナーがトランザクションの有効性を検討するためのまだ確定していないプール)の秘匿性が高く、MEVが困難であるため、DEXの利用者は間接的に不利益を被る機会が減ります。
↓特徴的なキャラクターがいい味を出しているOsmosisのホームページです
Osmosisでの収益性
OsmosisはAMMを採用しています。Uniswapのようにプールに通貨のペアをステーキングすることで流動性マイニングを行うことが可能です。
EVM互換チェーンに慣れている方の中には流動性提供するということに対して否定的な向きも大きかもしれません。流動性提供者は間接的にアービトラージャーに収益を提供することになるからです。
この問題はOsmosis DEX上でも少なからず存在する問題であり、流動性提供はそのことを考慮する必要があります。
一番問題となってくるのはOsmosisチェーン上にDEX以外のプロダクトがほとんど存在しない点です。というよりも、そもそもCosmos上にはDefiしか存在しないというところにあると考えています。
チェーン上にDefiしか存在しないということはつまり、実需プレイヤーが圧倒的に少ないということを意味します。例えばかつてのSolanaチェーンには巨大なNFTマーケットがあったり、StepnerというBlockchain界のカモが存在していたりと実需プレイヤーの資金がチェーン自体を潤わせていました。
今後、SEIなどの新興チェーンを中心に面白いプロジェクトが生まれることを願っております。
ネーティブトークンOSMOについて
Osmosisチェーン上にはネーティブトークンOSMOが存在します。これはOsmosisチェーン上の基軸通貨であり、それゆえにOsmosisチェーン上でのガス代などはOSMOによって行われます。
また、POSシステムをとるOsmosisチェーンではバリデータになる要件としてOSMOトークンの一定数以上の保有が求められます。
日本円にして1億円弱もあればOsmosis上で数少ないバリデータになれるので、金銭的に余裕のある方は検討して見るのも良いと思います。
最後に
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