自立ネットワーク(Jiritsu Network)とは？スマートコントラクトのAI化

Jiritsu Network

たいていのブロックチェーンや分散台帳技術を用いたシステム（DAOなど）はその非中央集権性を謳い文句にしています。しかしながら、それらのシステムのルールを決めているのは結局人間であり、実際にコーディングしているのは人間のエンジニアです。

Jiritsu Netowrkはそういった矛盾を解決するため、web3の根幹となるスマートコントラクトをAIの手によって書かせることを目指しています。また、web3にAIを導入することによって、NFTのリコメンドシステムやDAOコミュニティのセンチメント分析を可能します。

Jiritsuはまた、AIが抱える問題点であるブラックボックス性やセキュリティーの問題もJiritsuの抱える技術によって解決できるとしています。

bXAI

bXAIとは「ブロックチェーンで説明可能なAI」という意味で、先ほど述べたAIの持つブラックボックス性を解決するためのメカニズムです。

bXAI は 3 つのステップでトラストレス ステータスを実現します。

1. AI をオンチェーンでインデックス付けして保存し、不変にする。
2. 各 AI 推論の監査可能な台帳を記録する。
3. AI の独立した保証を可能にし、バイアスなどの重大なリスクを特定する。

その結果、アルゴリズムがプログラミングのバイアスに関して定量化され、推論が一貫性、不変、透明性のある Trustless AI が実現します。

将来性

Jiritsuは２０２０年に設立されて以来、多額の資金調達を受け、既にUnlimited Verifiable Compute（UVC）などの技術を開発するに至ります。Jiritsuは未だ発達途上であり、トークンも現時点（2023年9月22日）時点で発行されていませんが、そのシステムには多くの注目が集まっています。

参考