Drop Owner Power(DOP)とは？NFTにさらなるユーティリティを

Drop Owner Power(DOP)について

Dropsは、分散型金融(DeFi)インフラストラクチャを非代替トークン(NFT)にもたらし、未使用のNFT資産に不可欠なユーティリティを提供するプラットフォームです。

開発者の目的は、NFTとDeFiをマージし、NFT資産とその使用に焦点を当てたプラットフォームを作成することです。これは レイヤー２スケーリングソリューションのPolygon上に構築されています。ドロップユーザーは、NFT資産を使用してトラストレスローンを受け取り、このトークンをファームすることによって、長期保管の機会コストを削減できます。 このプラットフォームは、Node Runnersチームによって開発されています。Dropsは、デジタルアートコレクターとアートクリエイターを直接結びつけます。このプラットフォームは、ユーザーがラッフルで参加できる限定版のアートワークリリースを開催します。このメカニズムは、公正な競争を保証し、アクセシビリティを向上させます。誰もがアートワークを見ることができますが、購入するには、ユーザーはラッフルに参加する必要があります。

Dropsは2021年2月に初めて発表され、さらに2021年5月上旬、このプラットフォームは、Axia8 Ventures、AU21、Bitscale Capital、D64 Ventures、Blocksync、Drops Ventures、Genblock、X21などの個人投資家から約100万ドルを確保し、民間資金調達ラウンドの終了を発表しました。

DOPの特徴としては以下の３つが挙げられます。

1. NFTのドロップオーナーに権限を付与する

NFTのドロップオーナーに権限を付与する、とは、NFTのドロッププロセスに参加する権利や、ドロップされたNFTの二次流通市場におけるプレミアム獲得権などの権利をドロップオーナーに付与することを意味します。

これまでのNFTのドロッププロセスでは、NFTを販売するプロジェクト側が、ドロップ方法や価格などを一方的に決定することが一般的でした。そのため、ドロップオーナーは、ドロッププロセスに参加する権利や、ドロップされたNFTの二次流通市場におけるプレミアム獲得権などを持っていませんでした。

DOPは、このような従来のドロッププロセスの課題を解決するために、NFTのドロップオーナーに権限を付与する仕組みを導入しています。これにより、ドロップオーナーは、ドロッププロセスの意思決定に参加したり、ドロップされたNFTの二次流通市場でプレミアムを獲得したりすることができるようになります。

2. ドロッププロセスの透明性と公正性を高める

従来のNFTのドロッププロセスでは、ドロップ方法や価格などのドロッププロセスに関する情報が、プロジェクト側によって一方的に決定されることが多く、ドロップオーナーは、ドロッププロセスに関する情報を十分に把握することができません。また、ドロッププロセスが、先着順や抽選など、特定の参加者に有利になるような仕組みを採用されている場合も多く、ドロッププロセスが公正に行われていないという批判もありました。DOPは、このような従来のドロッププロセスの課題を解決するために、ドロッププロセスに関する情報の公開や投票機能などドロッププロセスの透明性と公正性を高める仕組みを導入しています

3. NFTの二次流通市場の活性化を促進する

DOPは、NFTの二次流通市場の活性化を促進するために、ドロップされたNFTの二次流通市場におけるプレミアム獲得機能や二次流通市場での取引手数料削減など、二次流通市場の流動性を高め、取引量を拡大することを目指しています。

まとめ

Dropsは未だ開発途上にあるプロジェクトであり、また日本での知名度も非常に低いですが、NFT市場が成熟していくにあたって欠かせない技術をもっており、今後注目されると思います。