HIFIとは？固定金利のレンディンング金融プロトコル

HIFI Finance

HIFI Financeとは2017年にローンチしたMainframeを前身とする分散型金融プロトコルです。レンディングプロトコルとしてはAaveやCurveが非常に有名ですが、これらのDefi上でやり取りされる金利の多くは変動金利となっています（AAVEには固定金利を扱うものもありますが）。こういったレンディングサービスを使うユーザーには固定金利で暗号資産を貸し付けたい、もしくは借りたいというニーズが大いにあり、Hifi Financeはこれを可能にします。

金利を決定するメカニズム

Hifi Financeでは金利を人の手によらずに決定するためにAMM(自動マーケットメイキング）を導入しています。Uniswap v2のような一般的なAMMと同様にユーザーは金利プールでの暗号資産のステークをすることで利回りを得ることもできます。

他の金利プロトコルとの比較

最もよく似た固定金利貸付プラットフォームとしてはNotionalが有名でしょうか。こちらもオンチェーン上で利回りを決定するメカニズムを持ち、サービスとして類似しています。

最初に利回りの決定メカニズムにAMMを導入したサービスとしてはVoltzが浮かびます（筆者の知る限り。間違いがありましたらXで教えてください）。Voltzは直接ユーザーにレンディングサービスを提供するものではなく、金利を直接トレーディングするサービスの提供に重点を置いています。

将来性

Hifi Financeは単に固定金利での暗号資産貸付プラットフォームというだけでなく、NFTやトークン化株式・トークン化不動産の貸借の実現を目指しています。これらのアイデアは他の主要なDefiでも未だ実現されておらす、Notionalなどの競合プラットフォームとの差別化要因となっています。

参考