SEC委員会がビットコイン(BTC)を対象とした世界初の現物取引型のETFの申請を承認したことが明らかになりました。SECのサイトに掲載された委員会の投票結果によると、委員会のうち3人の委員がこの申請を承認しました。これは委員長のゲンスラー氏を含む特定の委員が承認に賛成したことを示しています。
これまで仮想通貨業界に対して懐疑的な姿勢を示してきたゲンスラー氏ですが、ピアース氏とウイエダ氏と共に承認に賛成を表明しました。
一方で、グレイスケールの申請についての裁判で敗訴したことを受けて、SECは12以上のビットコインETFを承認せざるを得なくなったと述べました。また、承認にあたってはビットコインやその関連商品に潜む多様なリスクについて投資家が慎重であることを強調しました。
投資家保護を犠牲にする可能性があるとして、反対票を投じたクレンショウ氏は、この決定が我々を誤った道に導く可能性があると述べました。この承認を受けて、ブラックロック(BLK)、フィデリティを含む大手金融機関や、仮想通貨ファンドのグレイスケールのビットコイン信託(GBTC)によるETFも上場されることとなります。