【速報】仮想通貨取引所バイナンスのシェア低下

仮想通貨取引所バイナンス、最大の市場シェアを失う

今年、世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスは、規制当局からの多くの申し立てに直面し、その結果創業者兼CEOであるチャンペン“CZ”趙氏を失った。12月現在、CCDataの提供する数字によると、バイナンスの市場シェアはわずか30.1％で、年初の55％から着実に低下している。1月から9月までの間、取引所の月次スポット取引量は4740億ドルから1140億ドルに70％以上も減少している。同時に、市場シェアが低下する中でバイナンスは9月以降、月次取引量が増加傾向にあるとの報告もある。先月、バイナンスはCZ氏とともに、米国商品先物取引委員会（CFTC）の訴訟で約30億ドルを支払うことに同意した。これに加え、米国司法省や財務省との別個の和解が実現した。CEOの退任に加え、同社はCSOのPatrick Hillmann氏、調査担当責任者のMatthew Price氏、イギリス最高経営責任者のJonathan Farnell氏など、多くの役員の退任も経験している。しかし、今年バイナンスのスポット取引市場シェアが低下しても、同取引所は引き続き業界最大の座にあり、その差は大きい。バイナンスの30％に続く2位はセーシェルに拠点を置くOKXで、CCDataによると、同社の市場シェアは年初の約4％から12月には8％に拡大した。取引所のスポットとデリバティブ取引を合わせた場合も同様で、バイナンスの市場シェアは60％から42％に低下し、OKXのシェアは9％から21％に成長している。編集：Stephen Alpher