【悲報】Microsoftアプリストアで偽のLedger Liveアプリが提供され、約600,000ドルのビットコインが盗まれる

暗号通貨の研究者であるZachXBTによると、Microsoftのアプリストアで偽のLedger Liveアプリをダウンロードしたユーザーから、約60万ドルのビットコイン（BTC）が盗まれた。11月5日にこの詐欺が発覚し、ユーザーを騙して仮想通貨をオフラインで保管するためのユーザーインターフェースである「Ledger Live」ではなく、「Ledger Live Web3」という偽のアプリをダウンロードさせていた。

Blockchain.comによると、「bc1q….y64q」というウォレットアドレスを使って、偽のアプリを通じて約16.8 BTC（現在の価値で約60万ドル）が38回の取引で受け取られた。その後、約2回の取引で約11.5万ドルがウォレットから出ていき、残りの473,800ドル（約13.5 BTC）となった。

Microsoftは偽のアプリを削除した可能性がある

ZachXBTによると、Microsoftは偽のLedger Liveアプリをプラットフォームから削除した可能性があるとのこと。最初の取引は10月24日に行われ、5,210ドル相当のビットコインが送られた。以前にはそのウォレットは使用されていなかった。そして、最も大きな取引が11月4日に81,200ドルで行われた。

偽のアプリは早くから存在していた

Cointelegraphの調査によると、偽の「Ledger Live Web3」アプリは、Microsoftのアプリストアには少なくとも10月19日から登場していた。ZachXBTによれば、11月4日に被害者から2つのメッセージを受け取り、Microsoftは偽のLedger Liveアプリを自社のアプリストアに登場させたことを非難され、「責任を追及されるべき」とも主張している。

過去にもMicrosoftのアプリストアに偽のLedger Liveアプリが登場していた

これはMicrosoftのアプリストアに偽のLedger Liveアプリが登場するのは初めてではない。Ledgerのサポートアカウントは、2022年12月と2023年3月にそれぞれ、偽のLedger Liveアプリについてユーザーに警告を発している。Ledgerはこの詐欺についてコメントしていないが、ユーザーに対して「Ledger Liveをダウンロードする唯一の安全な場所は私たちのウェブサイトです」と繰り返し伝えている。

Microsoftへのコメントは取得できず。

偽のアプリには気をつけよう