【速報】SBFの裁判で結審、判事が陪審員に指示-最長115年の懲役刑の可能性も【FTX】

判事による陪審員への指示

FTX暗躍の創設者であるSam Bankman-Fried（SBF）の刑事裁判の結審陳述が行われ、ニューヨーク南部地区連邦裁判所の判事、ルイス・カプランが陪審団に指示を出した。昨年12月の起訴状によれば、Bankman-Friedは7つの容疑に直面している。その中には、ワイヤー詐欺陰謀の2件、ワイヤー詐欺の2件、商品詐欺陰謀の1件、証券詐欺陰謀の1件、そしてアメリカ合衆国を詐欺し、選挙資金違反を犯す陰謀の1件が含まれている。陪審団に対する説明で、判事カプランは、第1と第3の訴因について、「被告人（Sam Bankman-Fried）がある種の損害に陥ろうとすることを計画していること」を証明する必要があると述べた。「被害者が実際に損害を受けたことを立証する必要はなく、ただ被告人がいくらかの危害を意図していたことを立証するだけです」とカプラン判事は語った。「被告人は犯罪の最初から関与している必要はありません」とも述べた。また、SBFが以前主張したFTXの法律顧問であるダニエル・フリードバーグへの依存の主張に対して、カプラン判事は「弁護士の関与自体が弁護にはならない」と陪審員に伝えた。むしろ、「意図は間接的な証拠から推定することができます」とも述べた。さらに、カプラン判事は、第2訴因と第4訴因の陰謀の場合、「2人以上の人々が法律を犯すための共通の理解に至った場合に十分である」と述べた。ただし、「犯罪現場に居合わせるだけや犯罪者と親しい関係にあるだけでは犯罪とはならない」とも警告した。

協力証言する元FTX幹部

現在進行中の刑事裁判では、主要なFTX幹部、元AlamedaCEOのCaroline Ellison氏、元FTX最高技術責任者のGary Wang氏、および元FTXエンジニアリング責任者のNishad Singh氏が、昨年11月のFTXの瓦解に関連する罪状で有罪を認め、現在、米国政府と協力してSBFに対する証言を行っている。Bankman-Friedが有罪判決を受ける場合、最大で115年の懲役刑が科せられる可能性がある。陪審団は昼食後、審議を開始する予定。

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