【朗報】香港がトークン化のプライマリーディーリングを許可する

香港の証券先物委員会（SFC）は、トークン化証券関連活動についてのガイダンスをより詳しく提供することで、プライマリーディーリングを許可する予定であると発表した。SFCの発表によれば、「トークン化SFC許可投資商品のプライマリーディーリングは、基になる商品がすべての適用される商品認可要件およびトークン化手続きに関連する新たなリスクに対処する追加の安全対策を満たす場合に限り、SFCが適切と判断している」という。この動きは、香港が仮想資産のハブになるという最近の加速した野心の一環のように見える。香港は6月に新たな規制体制を導入し、暗号通貨取引プラットフォームのライセンス申請を受け付け、8月には最初のライセンスを付与し、小売顧客を対象とした取引所を許可した。これは、18ヶ月にわたる仮想通貨への敵意の後の方針転換である。最新の動きは、2019年3月のSFCの声明（証券トークンは「複雑な商品」であるため、追加の投資家保護策が適用される）を上書きするものである。「SFCは、SFC許可投資商品のトークン化に関するさまざまな提案を評価してきた。たとえば、トークン化商品（すなわち、申し込みと償還）のプライマリーディーリングやSFCライセンスを受けた仮想資産取引プラットフォーム上でのトークン化商品の二次取引などがある」とSFCは述べた。トークン化は、投資商品の所有権を表すブロックチェーンベースのトークンを作成するプロセスであり、香港の一部の市場参加者が既にこれを探求しているという。SFCは、「効率の向上、透明性の向上、決済時間の短縮、伝統的な金融のコスト削減など」といった「潜在的な利益」があるとし、デジタル証券（トークン化証券を含む）に関与する活動に興味を持つ者は、事前に担当者と事業計画を相談する必要があると述べている。SFCは、暗号通貨取引プラットフォームによる特定のトークン化証券の除外については検討するかもしれないが、すべてのオペレーターにはセキュリティトークンの潜在的な損失をカバーする補償制度を導入することが求められるだろう。香港は最近、中間業者がプロフェッショナル投資家だけでなく、より幅広い顧客にスポット商品を販売することが許可された。香港金融管理局は、トークン化が債券市場の効率性、流動性、透明性を向上させる可能性があると述べ、その数か月後に中央銀行が1億ドルのトークン化グリーンボンドを発行した。