【速報】米連邦準備制度理事会、基準金利の変更せず、景気成長に懸念も ビットコインはほとんど変動せず #ビットコイン

米連邦準備制度理事会の方針維持

アメリカ連邦準備制度理事会（Fed）の連邦公開市場委員会（FOMC）は、市場予想通り、基準金利の範囲を5.25%〜5.50%で据え置くと発表しました。FOMCは方針声明の中で「家計や企業の金融・信用状況が引き締まり、景気活動、雇用、インフレへの影響が懸念される」と述べています。また、「これらの影響の程度は不確実であり、委員会はインフレリスクに高い関心を持ち続けている」とも述べられています。前回の方針声明とほぼ同じであることから、12月の会合での利上げか一時停止かは、今後のデータ次第で判断されることになります。

ビットコインの影響は限定的

FOMCの発表を受けて、ビットコイン（BTC）はわずかに上昇し、34,500ドル前後での取引が行われています。仮想通貨のアナリスト会社であるK33 Researchによれば、Fedの利上げサイクルが終盤に差し掛かっていることから、FOMCの決定日におけるビットコインの日中変動は減少しているとのことです。「Fedの利上げ決定は、モデレートな相関関係が続く中期的なBTCの方向性に影響を与えることが減少しています。FOMCの時間帯には相関関係の強い変動が散発的に生じることが想定されます」と、K33のアナリスト、アンデルス・ヘルセスとヴェトル・ルンデは述べています。

パウエル議長の会見に注目

今後の米中銀の方針に関する手がかりは、連邦準備制度理事会のパウエル議長の記者会見で明らかになる可能性があります。過去数週間、Fedの関係者は、歴史的な利上げサイクルの終了前にもう1回の利上げに傾いていることを示唆してきました。