created at

【特集】Cubistが新しいウォレットサービスを公開、セキュリティを保ちつつアカウントキーを利用可能に

CubeSignerによるウォレットサービス提供の開始

Cubistは、カーネギーメロン大学とカリフォルニア大学サンディエゴ校のコンピュータサイエンス教授によって共同設立されたブロックチェーンスタートアップであり、新たな「ウォレットサービス」として提供されるプロダクトを一般に公開しました。そのプロダクトであるCubeSignerは、アカウントキーを直接提供するのではなく、取り消し可能な署名セッションを通じて署名を要求することができます。また、プレスリリースによれば、「キー情報は暗号化ハードウェア内で保護され、鍵の漏洩や攻撃者による鍵の盗難を防ぐことができます。」CubeSignerは今年早くから提供がスタートしており、「Ethereumバリデータのキーマネージャーとして既に稼働しています」とプレスリリースに記載されています。また、プロジェクトのウェブサイトには、リキッドステーキングの分野で別のスタートアップであるAnkrとの協力関係が詳細に記載されています。今回の発表の重要な点は、CubeSignerが他のブロックチェーンやプロジェクトに展開されることです。

他のブロックチェーンとの互換性

カーネギーメロン大学の電気・コンピュータ工学の助教でもある共同設立者兼CEOのリアド・ワービーは、CoinDeskに対して、新しいCubeSignerウォレットサービスは、Bitcoin、Solana、Avalancheに加えてEthereumなどのどのブロックチェーンにも対応できるように設計されたと語りました。ワービーは、「アーキテクチャの素晴らしい利点の1つは、非常に柔軟性があることです」と述べました。この新しいウォレットは、Fireblocks、Coinbase、Magic.link、Privyなど、既存のウォレットサービスプロバイダーと競合する可能性があります。開発者が独自にウォレットを構築することなく、ブロックチェーンベースのアプリケーションのエンドユーザーにウォレットを提供することが容易になります。

セキュアなキーマネジメントの重要性

ブロックチェーン業界が拡大するにつれて、セキュアなキーマネジメントの問題はますます複雑化しています。新しいブロックチェーンネットワークの増加や、暗号通貨プレイヤーがより機関化される中で、この問題はさらに深刻化しています。ワービーによれば、CubeSignerの特徴の1つは、「アンチスラッシング」機能であり、この機能によって、Ethereumなどの暗号ステーキングプロトコルの規則に違反するエラーや障害を自動的に回避することができます。Cubistは、今年3月にポリチェーンキャピタルをリードとするシードラウンドで700万ドルの資金調達を行い、dao5、Amplify Partners、Polygon、Blizzard、Axelarなどの投資家も参加しました。Cubistの最初の提供物は、ユーザーがクロスチェーンアプリケーションを開発するのを支援するためのソフトウェアツールキットでした。ワービーは、初期のプロダクトについての見込まれるクライアントからのフィードバックを基に、CubeSignerにフォーカスするために企業の方向性を変更したと述べています。「顧客に提案していくうちに、私たちはいつも『私たちが本当に心配しているのはXです』と言われ、Xは常に『私たちは鍵を管理できません』ということでした」とワービーは語りました。

【特集】Cubistが新しいウォレットサービスを公開、セキュリティを保ちつつアカウントキーを利用可能に
引用元
https://www.coindesk.com/tech/2023/11/01/cubist-led-by-computer-science-professors-releases-wallet-as-a-service-cubesigner/?utm_medium=referral&utm_source=rss&utm_campaign=headlines
画像の著作権は引用元に帰属します
おすすめ記事
Copyright © 2023 Coin News DAO. All rights reserved.

Site Map

Twitter(X)