【特集】Circleが個人アカウントのサービスを制限、ステーブルコインの発行に影響か

Circleが個人アカウントのサービスを制限

米国のUSDCの発行元であるCircle Internet Financialは、個人アカウントのサービスを制限すると発表しました。Circleの広報担当者は、「Circleは古い個人アカウントのサポートを段階的に廃止し、この決定を個人顧客に通知しました。ただし、口座の閉鎖はビジネスや機関のCircle Mintアカウントには適用されません」とCoinDeskに電子メールで語りました。Circleは現在、法定の機関クライアントのみを受け入れており、個人の小売顧客には直接サービスを提供していないとのことです。

小売顧客は別の方法でUSDCにアクセス可能

広報担当者はさらに、「小売ユーザーは、仲介業者、仮想通貨取引所、デジタルアセットのウォレットサービスを通じてUSDCにアクセスできます」と説明しました。また、ソーシャルメディアプラットフォームX（以前のTwitter）で共有された顧客のメールのスクリーンショットでは、残高がゼロの個人アカウント保持者に対し、同社が11月30日に送金と発行能力を停止すると通知したことがわかり、アカウントの取り締まりが憶測されています。

小売投資家にとって制限が生じる変化

Circleが小売投資家に向けて制限を設けることは、主要な競合であるTetherの取引方法への動きを示しています。TetherはUSDTの発行と償還を最低100,000ドルの基準で制限しています。USDCは250億ドルの供給量で、第2位のステーブルコインですが、今年に入って市場シェアは大幅に減少しました。USDCの時価総額は年初から43%減少し、一方でUSDTは84億ドルを超える新記録を達成しました。

【速報】【特集】