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【速報】FTX創設者のジャッジが陪審団に示した会話は証拠能力がないと判断

ジャッジが「Going Infinite」の一節を陪審団に聞かせないように決断

米国地方裁判所裁判官のLewis Kaplan氏は、FTX創設者のサム・バンクマンフリードに関する新刊『Going Infinite』の一節について、訴追側の異議に同意し、決定で陪審団から聞かれないようにした。この一節には、バンクマンフリードとFTXの元エンジニアであるニシャッド・シンが関与し、FTXの急速崩壊後に行われた会話が記されていた。

詳細内容は陪審団に伝わらない

ジャッジは、陪審団がバンクマンフリードの運命を決定する前に、耳打ちでこの決定を下した。もし彼が詐欺、陰謀、マネーロンダリングの全ての罪に問われた場合、最大で115年の懲役が科される可能性がある。彼は無罪を主張している。

バンクマンフリードは、自己破産したFTXの取引所から顧客資金を不正に巻き上げ、また、Alameda Researchという破産した取引会社を通じて、Alamedaの貸し手やFTXの顧客・投資家に虚偽の陳述を行ったとして訴えられている。

言い争いの対象となった会話の内容

ミヒャエル・ルイスの本には、バンクマンフリードとFTXの元エンジニアニシャッド・シンの対話が記されている。FTXが昨年11月に急速に崩壊した後のもので、シンがFTXの元法人営業責任者であるゼイン・タケットにバンクマンフリードが何を伝えるべきか尋ねたところ、「私たちは何も間違ったことはしていないと思わない」とバンクマンフリードは話したとされ、それに対してシンは「それではダメだ」と返答していた。

訴追側の助役検事ダニエル・サスーン氏は、バンクマンフリードの弁護人がその会話を法廷で共有しようとしていることに反対し、その会話は虚偽の開放的な供述であり、証拠能力がないと主張した。

ルイスの本が注目を浴びる

ルイスの本は法廷で審議されなかったが、サスーン氏はバンクマンフリードに対してジーク・フォーの新刊『Number Go Up』を手渡し、これを手がかりに証言台での記憶を呼び起こそうとした。

サスーン氏は、バンクマンフリードがアラメダの貸し手への返済に関連するリスクについてフォーに話したことを思い出せないと述べた後、元CEOに対して同書の226ページを参照するよう指示した。

サスーン氏は、他の場面でもフォーの本を参照し、バンクマンフリードを追い詰めようとした。また、『Going Infinite』に比べて『Number Go Up』が注目されたことを指摘した。

バンクマンフリードの表舞台との関係

サスーン氏は、FTX崩壊後にバンクマンフリードがジョージ・ステファノプロスとアンドリュー・ロス・ソーキンに対して行った発言など、他のインタビューも利用して追及した。彼女は「あなたは自分が知っていることを伝えたいと言ったはずですよね?」と尋ねた。

バンクマンフリードはかつてマスコミを利用して自身の暗号資産帝国を広め、崩壊後の状況を説明していたが、証言台では報道陣の言葉を信じていなかった。FTXが崩壊した後、「私は私について書かれた記事に基本的に反対していた」とバンクマンフリードは述べている。

【速報】FTX創設者のジャッジが陪審団に示した会話は証拠能力がないと判断
引用元
https://decrypt.co/203847/judge-calls-going-infinite-inadmissible-hearsay-sam-bankman-fried-trial
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