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【朗報】MetaMaskがセキュリティ強化のためにBlockaidと提携、新機能を導入
MetaMaskとBlockaidがセキュリティの強化のために提携
自己保管型の暗号通貨ウォレットであるMetaMaskが、セキュリティ企業であるBlockaidと提携し、新機能を導入します。新たな機能はセキュリティアラートを発行し、ユーザーのセキュリティを増強するものです。MetaMaskデスクトップユーザーは、MetaMaskの実験設定にオプトインし、「プライバシー保護オフラインモジュール(PPOM)」を追加することで、新機能を利用することができます。また、11月末にはMetaMaskのモバイルアプリでも新機能が利用可能になる予定です。
BlockaidによるdAppスキャニングソリューション
BlockaidのdAppスキャニングソリューションは、あらゆるユーザーの操作をシミュレートし、それが悪意のあるものであるかどうかを検証することができます。したがって、新機能を利用することで、ユーザーは悪意のあるトランザクションに対するアラートを受け取ることができます。この新機能は段階的な導入とされており、誤検知などの問題を回避するため、ユーザーからの信頼を獲得することを目指しています。
メタマスクのプライバシー保護とセキュリティ
MetaMaskの新しいアラート機能におけるプライバシー保護の側面について、Schorchit氏は、新しいモジュールにより、すべてのトランザクションや署名リクエストを外部パーティと共有する必要がなくなると説明しました。すべてのシミュレーションと検証は、ユーザーが選択したノードプロバイダーとブロックチェーン自体との通信のみで行われるため、外部サーバーへのデータ送信は行われません。
MetaMaskとBlockaidの共同取り組み
MetaMaskとBlockaidは、今年4月には人気のあるNFTマーケットプレイスであるOpenSea向けの実験的なセキュリティアラート機能をすでに発表しています。この実験にオプトインしたMetaMaskユーザーの約4%が、総額5億ドルに及ぶ資産盗難を防ぐのに役立ったとされています。この成功を受けて、MetaMaskとBlockaidは、新たなプライバシー保護セキュリティアラートが、MetaMaskウォレットのデフォルト設定になった際には数十億ドルに及ぶ資産の損失を防ぐ可能性があると述べています。