【速報】テラフォームラボと共同創業者のDo Kwon氏、SECとの裁判で全面的な判決を求める

SECが有罪を主張するも、弁護士側は不正行為を否定

テラフォームラボとその共同創業者、Do Kwon氏を代表する弁護士は、証券取引委員会（SEC）による訴訟を全面的な裁判なしで決定するようニューヨークの判事に求めました。彼らは、自身が違法行為を行っていないと主張し、SECが証券の提供や売却を証明できないと述べました。SECは2月の告訴状で、テラフォームラボが証券を提供および売却したと主張していました。

テラ USDの崩壊に言及

弁護士は先週の簡易判決の請求書で、「2年にわたる捜査、20件以上の証言、200万ページ以上の文書とデータの交換を経ても、SECは被告が何ら違法行為を犯した証拠を示すことができていない」と述べました。SECは2月にKwon氏とテラフォームを訴え、同社が未登録の取引を含む「相互連携した一連の暗号資産証券を提供および売却」して数十億ドルを調達したと述べました。SECのゲンスラー委員長はまた、テラフォームとKwon氏がLUNAやテラ USDを含む完全な開示を投資家に提供していなかったと述べました。

テラ USDの崩壊による損失

テラ USDのようなアルゴリズムステーブルコインは、アルゴリズムを通じて市場のインセンティブを利用して価格を安定させます。テラは価格を安定させるためにガバナンストークンであるルナとリンクされていました。テラ USDが崩壊した際、数十億ドルが失われました。

判事の拒否とSwiss銀行口座

ニューヨーク南部地裁の担当判事であるジェッド・ラコフ判事は、テラフォームラボとKwon氏が訴訟を却下する試みを以前に拒否しました。Kwon氏とテラフォームは、SECの主張に対し、個人的な利益のために何百万ドルもの資金をスイスの銀行口座に移したという主張に反論しました。弁護士たちは、その主張が事実でないと述べました。なお、SECは簡易判決の要求についてコメントを控えました。

シン氏の関与否定

別の行動として、テラフォームラボの共同創業者であるダニエル・シン氏の弁護士は、ソウル地方裁判所でシン氏が「崩壊とは何の関係もない」と述べています。シン氏は4月に詐欺を含む複数の罪状で韓国で起訴されました。