【速報】BTCが2月以来のゴールデンクロスを達成、強気な動きの兆候

ゴールデンクロスとは

ゴールデンクロスは、上昇トレンドの中で、短期の価格勢いが長期の価格勢いを上回るという強気の兆候を示すものです。一方、デスクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下回る場合の弱気の兆候です。過去のデータからは、ゴールデンクロスやデスクロスが強気や弱気のトレンドの単独の指標としては限定的な効果しか持っていないことがわかっています。

最新のゴールデンクロス

最新のゴールデンクロスでは、BTCの50日移動平均線（SMA）が200日移動平均線（SMA）を上回るという結果が出ています。現時点での50日SMAは27,714ドルで上昇中であり、一方の200日SMAは28,174ドルです。このゴールデンクロスにより、BTCは過去2週間で30％上昇し、2022年5月以来の35,000ドルを超える水準に達しました。

過去のゴールデンクロスの影響

過去には9回のゴールデンクロスが観測されており、そのうち3回はデスクロスや下降傾向によって無効になりました。一方、他のゴールデンクロスは、上昇トレンドが続いた時期がありました。ゴールデンクロスが起きた直後から1年間BTCを保有したトレーダーは、3桁のパーセンテージの利益を得ることができました。

将来の展望とハーフニング

今回のゴールデンクロスは、アメリカを拠点とするスポットETFの発売、マクロ経済の不確実性、BTCの避難資産としての魅力の増加、そして来年のハーフニングに関する楽観的な見方があります。ハーフニングは、マイナーからの売り圧力を減少させ、BTCの供給拡大のペースを減少させることで、BTCの価格に対してブルッシュな影響を与えると考えられています。BTCの4回目のハーフニングは2024年4月に予定されています。

（春山まゆみ）