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【悲報】ロシアのサイバーハッカーがスペインで巨額の資金洗浄に関与
スペインの裁判官が、ロシアのサイバーハッカーであるデニス・トカレンコ(別名デニス・カタナ)が元ソビエトの犯罪組織の資金洗浄にビットコインを利用したと主張
先週、エル・エスパニョール紙によると、南東部のスペインのアリカンテ州で活動していた犯罪組織は、「国家の監視が不十分」であるためデジタル取引手段を利用したと報じられている。
パンドラペーパーズにも登場した「ビットコインの帝王」とされるトカレンコによるビットコインの洗浄手法
国際調査報道ジャーナリスト連合による調査の一環として2021年に集められ、共有された1200万件の文書リーク「パンドラペーパーズ」には、世界の指導者、有名人、資産家のオフショア金融取引が詳細に記載されている。
ローカルメディアによると、ウクライナ出身のデニス・カタナは、スペインを拠点としているサイバー犯罪者であり、過去に世界中のATMを攻撃するプログラムを開発
カタナは、自宅からこれらのデバイスを感染させ、現金を受け取るために待機している「スリ」に現金を出させた。それらの札は、ビットコインを含むさまざまな手段で洗浄されたとされている。
ロシアの実業家マクシム・ハキモフによる運営の末、カタナはビットコインを購入し、組織の足跡を隠匿する方法についてアドバイスする「サイバーの関連人物」の一人として告発されている
両者は密接に関連しており、これらの違法活動をはるかに超える関係を築いていると地元メディアは伝えている。カタナが2018年に初めて逮捕された際、スペイン当局によればハキモフと彼の弁護士は、刑務所にお金を送り、投資家との交渉にも協力した。その中には、数年間の負債を回収するために殺し屋を雇ったことも含まれていたとされる。
犯罪活動によって蓄積された巨額のビットコイン
カタナはさまざまなビットコインウォレットに関連しており、その資産は1万5000ビットコイン以上に上るとされるが、先週の裁判官の発言では、犯罪活動の当時において約5000ビットコイン(約5500万ユーロ相当)が保有されていたと述べられている。