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【特集】アルゼンチンの次期大統領選挙
現職の財務大臣セルヒオ・マッサと自称アナルコ・キャピタリストのハビエル・ミレイの間で選挙がなされることになる。日曜日の第一回投票で意外な結果が出た。ミレイは得票率30%で2位、マッサは得票率37%で1位となった。ミレイは8月の予備選挙で勝利した後、有力候補と見なされていた。ミレイは以前にビットコインに支持を示し、「ビットコインはお金を元の創造主である私企業に返すものだ」と述べた。彼はまた、アルゼンチンの中央銀行を廃止することを主張し、「詐欺だ」としている。
ミレイ氏の主張と課題
エルサルバドルの大統領ナイビ・ブケレがビットコインを法定通貨とする取り組みを牽引したのとは異なり、ミレイはアルゼンチン経済の「ドル化」を提案している。最近のインフレ率は124.4%に達したが、バークレイズのアナリストによると、ドル化提案に対する合意はあまり強くないとされている。一方、マッサ氏は経済のドル化に反対し、アルゼンチンのインフレ危機に対処するために中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行を提案している。
次回投票と候補者の支持獲得
決選投票は11月19日に行われ、昨日の第3位候補者であるパトリシア・ブリッチに対して、2人の候補者が支持を奪い合うことになる。ブリッチ氏は約24%の得票率を獲得している。