【速報】週間仮想通貨投資、Bitcoinへの投資が最大であった

仮想通貨投資が四週連続でプラス成績を収めたとの報告

最新の報告によれば、機関向け仮想通貨商品への投資は、Grayscale、21shares、Prosharesなどが提供する仮想通貨を追跡する上場商品を対象にしています。先週の総投資額は6600万ドルであり、そのうち83.7％、つまり5530万ドルがBitcoinへの投資に充てられました。スイスの21SharesAGが最も多くの流入資金を受け、4550万ドルの投資を受けました。ドイツのデジタル証券プロバイダETC Groupは1220万ドルを集めました。一方、アメリカのProShares Bitcoin Strategy ETFは1070万ドルの流出を記録し、その月間総額も2010万ドルの流出となりました。2023年には、先物ベースのBitcoin商品が総合的な流入額でリードし、2.38億ドルが投資されました。

スポットBitcoin ETFに期待が高まり投資が増える

最新の四週間の投資と、BlackRockのスポットBitcoin ETF申請発表後の6月の投資を比較すると、最新の流入は「相対的に低い」とされています。6月の投資額は約8.07億ドルで、最新の四週間の流入額はわずか1.79億ドルにとどまりました。CoinSharesの研究責任者であるJames Butterfill氏は、最新の流入が低いことは「投資家が今回はより慎重な姿勢を取っていることの指標である」と述べました。最近、BlackRock、Fidelity、Ark InvestなどのアメリカのBitcoin ETF申請者が申請書を修正したり、GrayscaleがBitcoin Trust Shares (GBTC) をETFに変換するための新しい登録申請を行ったりするなど、一部の専門家からは好意的な動きと解釈されています。

SolanaがBitcoinに次ぐ注目を浴びる

Bitcoinに続いて、Solanaが投資家にとって有望な選択肢となっており、総週間流入額の23.4％、つまり1550万ドルを占めています。過去1カ月間では、Solanaベースの商品には4300万ドルの流入があり、年間計7400万ドルに寄与しています。これにより、Bitcoinに続く機関向け商品におけるSolanaの人気が高まっています。一方、Ethereumは前週の流出額750万ドルに続き、740万ドルの流出がありました。Butterfill氏はこれを「Ethereumへの懸念の継続」と述べています。また、CoinSharesのEthereum研究担当、Luke Logan氏はLidoのリキッドステーキングの中心化への懸念や、Ethereumのバリデーター数の増加によるノードのハードウェア要件の増加及び個別エンティティの収益の減少についての報告を行っています。これまでButterfill氏は、Ethereumを「最も愛されていないデジタルアセット」と評し、Ethereumベースの商品は今年に入って総計1.19億ドルの流出を記録しています。