【速報】SECのRippleに対する控訴の勝算は極めて低い

弁護士ビル・モーガン氏の予測

訴訟を密接に追ってきた弁護士ビル・モーガン氏によれば、米国証券取引委員会（SEC）がRippleに対する控訴で勝つ可能性は非常に低いとされる。彼はXでの投稿で、「Howeyテストの少なくとも2つの要件を満たさないODLの販売に関して、Rippleに不利な明らかな控訴理由はない」と主張し、SECが控訴に成功する可能性は3%程度しかないと述べた。

モーガン氏の予測に対する応答

これには、訴訟の統計を詳細に追いかけている著名な弁護士ジェレミー・ホーガン氏が共有した他の統計も含まれている。彼が共有した政府のデータによれば、SECがRippleに対する控訴で勝つ確率は14.2%であると示唆されている。

SECの敗訴による影響

SECは3年にわたる長期にわたる訴訟戦を戦い、裁判官は、暗号通貨取引所でのXRPの販売が証券法に違反していないとの裁定を下した。この判決は、主要な仮想通貨取引所が自社プラットフォームからXRPを削除したことで、RippleがSECの訴訟の結果として大きなビジネスの一部を失った中での大きな勝利となった。SECはまた、10月4日に判決を下したトレス裁判官による判決に対する控訴でも敗訴しており、証券規制当局が判決に関する法的な問題や異論の根拠を示すことに十分な理由がないことを示した。

Rippleと幹部の勝利の連続

その後、SECは10月19日にRippleのCEOであるブラッド・ガーリンハウス氏とエグゼクティブチェアであるクリス・ラーセン氏に対して提起されたすべての訴えを取り下げ、これもRippleとその幹部にとって重大な勝利となった。Rippleの最高法務責任者であるスチュワート・アルデオティ氏は、SECの動きを「降伏」と位置付け、Ripple自体も公式声明でSECの動きを「驚くべき降伏」と評した。

今後の予測

モーガン氏は、SECが残りの事件を取り下げたことから、来年は審理は行われず、裁判所が「おそらく来年のどこかで最終判決を下す」と予測している。