【朗報】ビットコインのパイオニア、ハル・フィニーが10マイルレースに出場していたことが新たな証拠で明らかになりました

フィニーはレース時にメールの返信やビットコインの取引をしていた可能性

ハル・フィニーは、ビットコインの創設者であるという噂が長年囁かれてきました。フィニーは、サトシ・ナカモトと並び、ビットコインのソフトウェアを最初にダウンロードして実行した人物であり、ビットコインの最初の受信者でもありました。しかし、フィニーは自身がその理論の真偽を否定し続け、2014年の彼の死まで否定を続けました。ビットコインのキープランクであると自称するジェイムソン・ロップもこの説には懐疑的であり、その証拠を明らかにしました。

レースとメールのタイムスタンプの一致とブロックチェーン上のトランザクション

ロップの主な証拠は、2009年4月18日のカリフォルニア州サンタバーバラで開催されたレースと、そのタイムスタンプ付きのメールの一致に関連しています。レースデータによると、フィニーは午前8時にスタートし、約78分でゴールしました。その間にサトシとビットコインの最初の開発者であるマイク・ハーンの間でメールのやり取りが行われていたことが判明しました。更にロップは、そのレース中、フィニーがコンピュータとはやり取りしていなかったことを示すオンチェーンデータも紹介しました。

フィニーの健康問題とコードへの貢献

さらに、フィニーのALSとの闘いが進行していた時期に、サトシはコードを作業し、様々なフォーラムに投稿していたという分析結果が明らかになりました。ロップは、フィニーの元妻フラン・フィニーの2010年8月22日の投稿を引用し、フィニーがALSによりタイピング速度が低下したことを示しました。フィニーのコードとオリジナルのビットコインクライアントコードの相違点も指摘されていますが、ロップはこれらの証拠に異議があるかもしれないとも述べました。

ビットコインの生みの親は複数人説にも反論

サトシの正体に関する議論は続いていますが、ロップはビットコインの創造は単一の開発者から出てきたものだと主張しています。ロップは、「私がサトシについて研究してきた時間の中で、彼らが集団だったと示す証拠は見つかっていません。もし彼らが集団であったのなら、彼らは全員が同じ睡眠スケジュールに従っており、コードの変更、メール、フォーラムへの投稿も一貫しています」と述べました。

ビットコインの創造者、サトシ・ナカモトの正体は未だに明らかにされていないが、ビットコインは生みの親の匿名性が維持されることでより良く発展していくとするロップの意見が注目されています。