【朗報】Standard Chartered、ドバイにて仮想通貨の保管を開始

Standard Chartered、ドバイにて仮想通貨の保管を開始

アメリカの規制不明瞭さが金融機関を他の成熟市場に向かわせる要因となる。Standard Charteredは、ドバイでビットコインとイーサリアムを一般機関向けに保管する計画であり、2024年第1四半期から開始する予定。Standard Charteredのイノベーションエグゼクティブディレクター、ワカール・チャウドリーは、「規制そのものの安全機構があることが必要」と述べ、アメリカの規制当局が仮想通貨の分野でまだ議論中であることを指摘した。世界の他の国々はアメリカよりも迅速に仮想通貨に進んでおり、シンガポールやスイスをはじめとする主要な国々で、銀行が仮想通貨の保管やデジタルアセットサービスの提供を開始している。Standard Charteredはドバイから始めるが、アジア、アフリカ、中東における同行の強力なプレゼンスも活かし、他の地域でもサービス提供を行う予定である。さらに、Signature BankのSignetやSilvergate Settlement Networkのギャップを埋めるために、仮想通貨決済メカニズムを創造することも検討している。これにより決済効率とコスト管理を向上させることができる。参入銀行が既存の決済機能とサービス提供を活用することで、効果的なネットワーク効果が生まれると期待される。