【朗報】VitaDAOががん治療と老化疾患に特化したバイオテック企業、Matrix Biosciencesの立ち上げに資金を提供

VitaDAOは早期ロンジェビティ研究に取り組む分散型コレクティブであり、がん治療と老化疾患に特化したバイオテック企業のMatrix Biosciencesの立ち上げに資金提供を行った。

VitaDAOのメンバーたちは2022年11月に高分子量ヒアルロン酸（HMW-HA）のがん治療や寿命延長への効果について議論を開始し、2023年3月には多数派の同意が得られた。VitaDAOの提案のスナップショットによれば、35人のメンバーがVITAトークンを使用して投票したことがわかった。

30人が支持し、4人が棄権し、1人が提案に反対票を投じた。VitaDAOは分散型科学（DeSci）の活動家として、30万ドルの初期投資を行い、2024年初めに知的財産（IP）のトークン化による追加資金調達を計画している。HMW-HA化合物はハダカモグラと呼ばれるネズミの組織から抽出され、がん抵抗力の強化とそれに伴う寿命延長効果が期待されている。

Cointelegraphによると、VitaDAOの広報担当者は、コミュニティの資金を米ドルに換金し、Matrix Bioの銀行口座に送金するためにUSD Coin（USDC）ステーブルコインを利用したと明かした。

最初の実験が完了すれば、Matrix BioはIPトークン（IPT）を発行してIPの進行中の開発に対するガバナンス権を共有する代わりに追加資金調達のオプションを持つことになる。次の資金調達ラウンドは、2024年第1四半期に次の開発フェーズの予算が確定した後に始まる予定だ。

VitaDAOは、HMW-HAの調節ががんなどの複雑な疾患の治療に有望な候補薬であると考えている。VitaDAOはCointelegraphに対して、「早期の研究の場合、研究結果がどのような結果をもたらすかはまだ分かりません。ただし、VitaDAOは研究が臨床応用に転換される可能性が非常に高いと考えています」と語った。

DAOのがん研究への資金提供は、さまざまな実験の結果次第で決まるが、VitaDAOのコミュニティ財源は過去に研究プロジェクトの資金の最大100万ドルを提供しており、その後にプロの投資家や製薬企業の支援を受けている。

記事：仮想通貨に限らず、ゼロ知識証明が選挙から金融までの潜在能力を示す