【速報】ブラックロックCEOが仮想通貨ETFの報道を否定、ビットコイン価格が一時急騰

ラリー・フィンク氏は、「仮想通貨への関心の高まり」が一時の価格上昇の原因だと語った。

ブラックロックのCEOであるラリー・フィンク氏は、SEC（米国証券取引委員会）が同社のiShares Bitcoin Trust ETFの申請を承認したという偽情報が出回った際に、Fox Businessの番組でコメントを発表しました。フィンク氏は、「仮想通貨への関心の高まり」がビットコイン価格の急騰につながったと述べ、「今日の急騰は品質への投資」とした上で、楽観的な見方を示しました。

SECが偽情報を否定し、ビットコイン価格は一時的に急落

同日、仮想通貨ニュースメディアのCointelegraphが、ブラックロックのビットコインETFが承認されたとツイートしたことをきっかけに、ビットコインの価格が7月以来の高値の29,000ドル近くまで急騰しました。しかし、ブラックロックとSECによる否定の発表が行われ、Cointelegraphも記事を取り下げました。結果として、急騰によってビットコインは29,483ドルまで上昇しましたが、15分後に承認が否定されると、価格は28,000ドル以下にまで急落したとされています。

市場のボラティリティと操作性の問題

ビットコインの支持者たちは、月曜日の出来事についてTwitter上で悲嘆の意を示し、SECのゲイリー・ゲンスラー委員長がビットコイン市場のボラティリティや操作性を証明するためにこの出来事を利用すると懸念しました。彼らは、この出来事により、アメリカでのビットコインETFの承認が近・中期的に実現する可能性がなくなると主張しています。

SECのコメント

一方で、SECはブラックロックの申請についてはコメントを控えていますが、この出来事をほのめかすようなツイートを行いました。「インターネット上で見た情報には注意してください。SECに関する情報は、SECが最も信頼できる情報源です」とSECは記載しています。