【朗報】GBTCのディスカウント率が16％に縮小、市場はBitcoinスポットETFの承認を予想

Grayscaleのビットコイン投資車両であるGrayscale Bitcoin Trust（GBTC）のディスカウント率が約2年ぶりの最低水準となりました。これに対し、アメリカでのスポットBitcoin ETFの承認に向けて動き出しているためです。最新のデータによれば、10月13日時点でGBTCのディスカウント率は15.87％まで縮小しています。ディスカウント率とは、投資信託やETFがその純資産価値（NAV）よりもいかに低く取引されているかを示す割合です。この指標は、証券の真の価値からどれだけ離れて取引されているかを追跡するために使用されます。データは、BlackRockや他の金融機関が6月中旬にスポットBitcoin ETF申請を行った時点でGBTCのディスカウント率が縮小し始めたことを示しています。この時点では、6月15日の44％から、7月5日の26.7％までディスカウント率が縮小しました。その後も縮小が続いています。【@仮想通貨】【@BTC】

グレースケールのディスカウント率が16％に縮小

GBTCのディスカウント率がこの水準になったのは、2021年12月初旬以来のことで、ちょうどBTCが11月10日に史上最高価格の69000ドルに達したからです。ビットコインの支持者であるオリバー・ベレス氏は、市場が年末までにスポットBitcoin ETFの承認を織り込んでいると考えています。一方、仮想通貨投資家のライル・プラット氏は、GBTCのディスカウント率が次の1〜2週間で「消えていく」可能性があると予測しています。

SECがGBTCの決定を控訴しないことが判明

10月13日にSECがGrayscaleの決定に控訴しないという報道が出たことから、BloombergのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏は、スポットBitcoin ETFの承認を「確定事項」と表現しました。10月15日には、Grayscaleが45日間の控訴期間が終了したことを発表し、法廷は7日以内に「最終判決」を発布すると報告されました。Grayscaleは「SECの承認によりGBTCをETFに変換する準備が整っており、より詳しい情報をできるだけ早く共有することを楽しみにしています」と述べました。

Grayscaleへのコメント依頼に回答なし

CointelegraphはGrayscaleにコメントを求めましたが、即座の回答は得られませんでした