Global Crypto Adoption Index COVID-19 Chainalysis
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【特集】ラテンアメリカでは中央集権的な取引所を好まれる 【Chainalysis】
ラテンアメリカの中央集権型取引所への強い嗜好
ブロックチェーン分析会社Chainalysisのレポートによると、ラテンアメリカは世界の他の地域と比較して、分散型取引所よりも中央集権型取引所を好む傾向が顕著に表れている。同レポートによると、ラテンアメリカの暗号経済規模は世界第7位で、中東や北米などの地域の後塵を拝している。しかし、ラテンアメリカのユーザーは中央集権的な取引所の利用を強く望んでおり、調査対象地域の中でこのような取引所を最も好む地域となっている。
ベネズエラのユニークな採用状況
ラテンアメリカの中でも、ベネズエラは中央集権的な取引所への選好度が高く、際立っている。ベネズエラは92.5% が中央集権型取引所を好み、分散型取引所はわずか5.6%にとどまった。ベネズエラが暗号の採用を急増している主な理由の1つは、同国が直面している複雑な人道的緊急事態に起因している。同レポートは、COVID-19の大流行の際、政府が国際的な援助を拒否したため従来の支払いが困難になり、暗号通貨が医療従事者への直接支援に重要な役割を果たしたことを強調している。
中央集権的な取引所を好むコロンビア
ラテンアメリカのもう一つの国であるコロンビアもまた、中央集権型取引所を好む傾向が顕著である。コロンビアの暗号活動の約74%は中央集権型取引所で行われており、分散型取引所は嗜好の21.1%に過ぎない。
グローバル暗号導入指数におけるラテンアメリカ諸国
中央集権的な取引所が選好されているにもかかわらず、ラテンアメリカの3カ国がChainalysis Global Crypto Adoption Indexのトップ20にランクインしました。ブラジルが9位、アルゼンチンが15位、メキシコが16位である。世界レベルでは、インドがトップで、ナイジェリアとベトナムがそれに続く。