【速報】元FTX CEOの裁判で爆弾発言が相次ぐ

アラメダリサーチの元CEOによる証言

FTXの元CEOであるサム・バンクマン・フリードの裁判は、アラメダリサーチの元役員の証言により、数々の衝撃的な事実が明らかになるという展開を見せています。10月12日の最新公判では、アラメダリサーチの元CEOであるキャロライン・エリソンが3日目の証言を行いました。この証言の後、2022年11月9日に香港で開催されたアラメダのスタッフとの会議の録音が陪審団に提供されました。この会議では、FTX帝国の崩壊直前の数日間にエリソンが同僚たちにFTXとの関係に関して告白を行った場面がありました。この告白には、アラメダとFTXの財務関係に関する数々の爆弾発言が伴っていました。Cointelegraphがこの秘密の録音にアクセスし、そこから明らかになった4つの驚くべき事実を編集しました。

アラメダの不良投資がFTXの金融危機を引き起こした

会議の冒頭、エリソンはアラメダが1年間にわたりFTXから資金を借り入れていたことを明らかにしました。そして、アラメダは借り入れた資金を用いて一部の非流動性の高い投資を行っていたことも告白しました。市場の下落により、アラメダのローンポジションは返済を求められ、FTXのバランスシートに不足が生じました。討論の一部は以下の通りです。「アラメダの大部分のローンはローン返済のために呼び戻されました。私たちはFDX上で多額の資金を借りていましたが、それがFTXのユーザー資金の不足につながりました。そして、これについてFUDが広がり、ユーザーが資金を引き出し始めると…」エリソンは、アラメダの不良ローンがFTXに関して市場のパニックを引き起こし、ユーザーが資金を引き出す動きにつながったことを明らかにしました。その結果、FTXは出金を一時停止し、数日間で取引所は崩壊しました。

FTXはユーザーに補償するために追加の資金調達を計画していた

会議に参加していた従業員がエリソンにFTXがどのようにユーザーに返済するつもりか質問すると、エリソンは、取引所がギャップを埋めるためにさらなる資金調達を計画していると答えました。「基本的にはFTXは、これを（ユーザーへの補償）行うために調達しようとしていますが、クラッシュ後、誰も投資したがりませんでした。あの、何か数ヶ月経って市場の状況が良くなるのを待って調達するという計画だったんですけどね」と述べました。また、証言中に立会っていたアラメダの元ソフトウェアエンジニアであるクリスチャン・ドラッピは、ユーザーに返済することについてエリソンの発言が心配だと証言しました。彼は、会社の不良な財務判断によって顧客が保護されるケースを知っているとは思えなかったと述べました。

緊張の笑い

裁判で再生された秘密の録音を聞いていた元アラメダの従業員は、エリソンが会議中に笑い声を上げていたことに気付きました。彼はこれをエリソンの「緊張の笑い」と表現し、彼女が窮地に立たされた際によくすることだと指摘しました。関連記事：チャンペン・ジャオ氏のツイートがFTXの崩壊に「寄与」したとエリソンが主張

アラメダはほぼ常にFTXのユーザー資金にアクセスしていた

別のスタッフがアラメダがFTXの補完資金としてユーザーの資金に常にアクセスしていたことを尋ねると、エリソンは「FTXはアラメダがユーザーの資金を借りることをほぼ常に許可していた、と私の知る限りです」と答えました。この状況は、アラメダがFTXのバランスシートの穴を埋めるためにユーザーの資金を使用し続けたことを意味します。

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