【速報】Stars Arenaが約90%の仮想通貨を返還、不正行為の責任者に報酬を支払う

Web3ソーシャルメディアプラットフォームのStars Arenaは、10月7日の不正行為からほぼすべての仮想通貨を回収したと発表しました。ただし、不正行為を行った人物には10%の報奨金が支払われることとなっています。10月11日のツイートで、Stars Arenaは当時約30万ドル相当であったAvalanche（AVAX）の26万6000 AVAXの約90%が返還されたと報告しました。報奨金には、およそ25万7000ドル相当の27,610 AVAXと、不正行為者がブリッジで失ったと思われる1,000 AVAX（約9,000ドル相当）の補償も含まれています。

Stars Arenaが回収した資金を新しいスマートコントラクトに移行中

別の投稿では、Stars Arenaは回収された資金を新しいスマートコントラクトに移行し、その後に新しい契約の監査を行っている旨を述べています。Stars Arenaは10月7日にコミュニティに対して重大なセキュリティ侵害が発生したことを初めて報告し、スマートコントラクトの不具合によって資金が流出したと説明しました。その後、Stars Arenaは不正行為によって生じた損失を補填するための資金を確保し、開発チームによるセキュリティ監査を依頼したことを発表しましたが、まだ具体的な不正行為の経緯は明らかにされていません。

Stars Arenaが脆弱性を修正、競合サービスもセキュリティ対策を強化

10月5日にも小規模な不正行為に見舞われたStars Arenaですが、今回は約2,000ドル相当の被害にとどまりました。不正行為は、Stars Arenaの開発者がプラットフォームのスマートコントラクトに脆弱な価格機能を見落としたことが原因でした。それによって、不正行為者は何も支払わずにユーザーの株を売却し、AXAXを入手することができました。この問題は修正されたとStars Arenaが主張しています。一方、Stars Arenaの主要な競合サービスであるFriend.techのユーザーもSIMスワップ攻撃にさらされており、Friend.techは最近、これらの試みを緩和するためのセキュリティ機能を追加しました。