【特集】ApeCoin DAO、PolygonのCDKを使用して独自のゼロ知識パワードEthereumレイヤー2を開発予定

ApeCoin DAOがPolygon Labsと協力して、ゼロ知識技術を活用したEthereumレイヤー2を開発する提案を行いました。

提案によると、ApeCoin DAOはPolygonのChain Development Kit（CDK）を使用して、独自のApeCoinレイヤー2ネットワーク「ApeChain」を約20万ドルの年間コストで導入する予定です。また、ApeCoin DAOの財務から335万ドルの開発基金も創設され、Polygon Labsのサポートを受けてApeCoin関連プロジェクトの成長が促進されます。

ApeCoinは、Yuga Labsによって開発されたNFTおよびメタバースエコシステムを監督するDAOにリンクされた暗号通貨です。ApeCoinは、Bored Ape Yacht ClubやMutant Ape Yacht Club NFTコレクションの製作者であるYuga LabsによってBAYCおよびMAYCメンバーにエアドロップされました。NFTコレクションやYuga Labsとの関係を持つApeCoinですが、ApeCoin DAOによって管理されています。

PolygonのCDKは、オープンソースのソフトウェア開発キットであり、開発者はZKパワードのレイヤー2を作成することができます。これにより、手数料や確定時間を削減し、Ethereumのセキュリティを受け継いだ独自のゼロ知識パワードレイヤー2が構築できます。

ApeChainの導入により、ApeCoin DAOコミュニティはゲームやコンシューマーアプリケーションに最適なスケーリングソリューションを得ることができます。また、ネットワーク上のバリデーターにはシーケンサー手数料やステーキング報酬の可能性もあります。ApeChainはまた、Polygonのさまざまなソリューションとの相互運用性を高め、Polygon PoSやPolygon zkEVM、Polygon Midenなどのアーキテクチャとも連携します。

ApeChainの実装には、Nailwal氏によれば、4つのフェーズで最大16週間の期間が必要とされており、その後はプロモーションと継続的な開発が行われます。PolygonのCDKを使用した他のレイヤー2の開発には、Immutable zkEVM、IDEX、Palm Network、Astar zkEVMなどがあります。