【特集】Bitstamp、2024年初にカナダでのサービス停止へ

カナダでのサービス停止を発表

暗号通貨取引所Bitstampは、来年初めにカナダでのオペレーションを停止し、再び同国への展開を希望していると述べた。BitstampのCEOであるボビー・ザゴッタによれば、2024年1月8日から、Bitstampはカナダの顧客へのサービスを正式に終了する。これにより、Bitstampのカナダアカウントは閉鎖され、顧客はアカウントにアクセスすることができなくなる。同社は、カナダの顧客に対し、2024年1月までに資金を引き出すよう強く勧告し、さらに、Bitstampアカウントを無効にするようクライアントに求めている。

カナダ市場からの撤退はタイミングの問題

Bitstamp U.S.のCEOは、Bitstampがカナダ市場から撤退するのは、「主にタイミングの問題」であり、現在の拡大戦略に関連していると語った。同氏は、Bitstampが「より効果的に」現地の規制に適合することができる地域に焦点を当てるため、カナダ市場から撤退していると述べた。ザゴッタ氏は次のように語った。「今の時点では、新しい規制を満たすために必要な作業とリソースを優先することはできませんが、将来的にはこの市場に対応したいと考えています。」

また、ザゴッタ氏は、Bitstampは世界のユーザーベースに対するサービス提供に引き続きコミットしており、具体的な国内市場での存在についての決定は、進化する規制環境や市場状況に依存する可能性があると述べた。

グローバルオペレーションの拡大

Bitstampがカナダ市場からの撤退を発表する中、同社はグローバルなオペレーション拡大のための資金を調達していると報道されている。報道によると、2023年5月以来、同プラットフォームは新たな資金を確保するための作業を進めており、2024年には欧州でデリバティブ取引を開始し、イギリスでのサービス拡大を目指しているという。

Bitstampは2011年に設立され、世界で最も長く続く暗号通貨取引所の1つである。Bitstampのウェブサイトによると、同プラットフォームは、現在、アメリカ、シンガポール、韓国、日本など、多くの国にサービスを提供しているという。CoinGeckoのデータによると、Bitstampの1日の取引高は現時点で約1億1,400万ドルであり、CoinGeckoによると、メジャーな競合相手であるバイナンスの時価総額は約40億ドルである。

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