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イーサリウム財団、金額換算で約2億7600万円をステーブルコインのUSDCに変換
イーサリウムの開発・普及を推進する組織である財団の動き
イーサリウム財団は、非営利団体であり、イーサリウムの開発と普及を目指して活動しています。最近、財団は1700ETH(約2億7600万円)を、ステーブルコインであるCircleのUSDCに変換しました。
取引の詳細
暗号通貨分析会社のScopescanによれば、この取引は、財団がイーサリウムをUSDCに換算したもので、取引所Uniswapを介して行われたと報告されています。
財団のイーサリウム保有状況
2022年4月の報告によると、財団は約395,000ETHを保有しており、これは2022年第1四半期時点でのイーサリウムの総供給量の0.297%に相当します。また、報告では、財団が2021年度にイーサリウムの開発者に対して研究開発と助成金として合計約48億円を投じたことが明らかにされています。さらに、DeFiLlamaのデータによると、財団は316,488ETH(約502.7億円)を保有しているとされています。
従来のトークン市場への移動と価格変動の関係
過去には、財団がトークンを暗号通貨取引所に移動させた際、それがイーサリウムの価格低下のきっかけとなることがありました。例えば、2023年5月6日に財団が、約285億円相当の約15000ETHを暗号通貨取引所Krakenに移動させたところ、それが価格のピークとなりました。その時点で、イーサリウムは約20万円で取引されていましたが、数ヶ月後には下落しました。さらに、約18ヶ月前の2021年11月11日には、財団が、約95億円相当の20000ETHをKrakenに移動し、それがイーサリウムの価格のピークとなりました。
財団からの移動と価格の変動の傾向
また、2021年5月には、財団が約123億円相当の35000ETH以上を移動したことがあります。その時、イーサリウムの価格は約35万5千円から約18万2千5百円まで下落しました。ただし、今回の取引で販売されたETHの総額は、約2億7600万円と比較的少額です。また、イーサリウムは現在約15万9千5百円で取引されており、前日から1.6%下落しています。以上のデータから、財団からの大量のETH移動がイーサリウムの価格変動に影響を与える傾向があることが読み取れます。